結局、その日の夜も眠れず…
朝を迎えた。
もう…諦めよう…
このまま好きでい続けたら
この先…もっと辛くなる。
早く諦めていれば
ここまで傷付く事もなかったのに、、と
心に渦巻く…後悔の気持ち
未練がましく
ズルズルときてしまった自分に
とてもとても…腹が立って
その言葉だけが
頭の中をぐるぐる回る。
フラフラになりながら
何とか身支度を整え
学校へ行く準備をした。
ふと、スマホを見ると
雄大からLINE が
日付は昨日。
『突然帰ったりして…何かあった?
急用とかウソだろ?』
彼は何でもお見通し。
そりゃ、突然帰れば
おかしい…って思うよね。
もう…いちいち説明するのも面倒なので
一言…彼に送った。
『もう…諒太の事は諦める。』
学校へ行く前だと言うのに
送って直ぐに
電話がかかってきた。
「…もしもし?まゆ?
どういう事??」
雄大にしては珍しく
取り乱したような大きな声
「…別に…書いた通りだよ…」
彼にに追及され
再び、昨日の出来事を思い出し
嫌な気持ちになる。
もう…何も考えたくない…
そう思って黙っていると
「お前、今日学校何時に終わる?」
「部活あるの?」
「ううん…ない。3時には終わるけど…」
「じゃあ、学校終わったら
待ち合わせして、一緒にお茶しよう。」
「…?何で?」
「たまにはいーじゃん。嫌?」
「別に…嫌じゃないけど、、、、」
「じゃあ、決まり。
放課後、また連絡する!」
電話を切られた。
*