*咲希のお話部屋*

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『いい女の条件~彼から学んだ事』
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お久しぶりです。咲希です。

*LoveStory*ですが
長々と更新せずに
本当にすみませんでした。m(__)m

2月の下旬までは忙しく
なかなか更新が出来ない状況ではありますが
また少しづつ更新できたら…と思っております。

続きを更新するにあたって
過去の話を忘れてしまっている方も
いらっしゃると思いますので
まずは、今までの登場人物を
簡単に書いていきたいと思います。

また改めて
今までのあらすじを投稿しますね。

お時間のある方は、お手数ですが
最初からお読み頂けると
話が入りやすいと思います。

以下、ネタバレになるかも…なので
一度も本文を読んでいない方は
気をつけてくださいね。



*******************

◆今までの登場人物◆

ネタばれあり。注意!!


●佐藤まゆ (主人公)

高校一年生。
物心ついた頃から諒太が好き。
ずっと片思いしていたが
幼馴染であるが故に言い出せず
気持ちを封印。
その後、彼には彼女が出来てしまった。

見た目はかなり可愛く、真面目でモテるが
恋愛経験は乏しい。

ある日、ひょんな事から
クラスメイトの純平に声をかけられる。
ちょっぴり怖いイメージの彼に
最初は距離をおいていたものの
徐々に惹かれていき、付き合う事になる。

●山田諒太(やまだ りょうた)

まゆと同じ学校に通う高校一年生。
身長175センチ ツンツンヘア 黒髪
サッカー部
やんちゃなムードメーカー。
ストレートな性格。
見た目はフツメン。でもモテる。

人情厚く、友達思い。
まゆとは、斜めお向かいに住んでいて幼馴染。
父親は亡くなり母子家庭。
母親は看護師で夜勤がある。

●山田雄大(やまだ ゆうだい)

諒太の兄で
地元の有名進学校に通う高校二年生。
身長180センチ、モデル体型
栗毛サラサラヘア。
性格は穏やかでいつもは滅多に怒らない。
秘密主義。
まゆにとってはお兄さん的存在で頼れる。
やや心配性。

●佐藤直哉(さとう なおや)

まゆの弟 
中学三年生。受験生 北中学校。

●花田美優(はなだ みゆう)

諒太の彼女。
同じ中学の同級生。
まゆとは一度も同じクラスになった事はない。
諒太に告白して付き合い出し
それがきっかけでまゆとも知り合いになる。
見た目は普通だがとても優しくて性格がいい。
諒太の彼女という事で
まゆの母親とも知り合い。

●沢木純平(さわき じゅんぺい)

バスケ部。
顔はかっこ良く、裏ではイケメンだと噂されているものの
背の高さ、淡々と喋る、かなりクールな為
周りからは距離を置かれている。
大里中学出身。
雄大とは中学からのバスケで知り合い。

義姉(沙羅)兄(晴斗)がいる。
兄は高校3年、義姉は高校2年。
共に雄大と同じ進学校。

両親は再婚同士。義姉は父親の連れ子。
血が繋がっていない。

現在、両親は別居。
義姉の沙羅は、実の父親から離れ
純平達の母親と一緒に暮らしている。

純平は義姉が好きで
義姉は兄が好きで…の3角関係だった。
義姉とは身体の関係あり。
現在、兄と義姉は付き合っている。

父親は浮気をし、母親も恋人がいるが離婚はしていない。
物凄く金持ちだが、家庭環境はかなり複雑。

●沢木晴斗(さわき はると)

純平の兄。高校3年生。
柔らかく、優しいオーラ。
その裏には、別の顔がある。
知的で頭がいい。上品な人。
何か裏がありそう。

●沢木沙羅(さわき さら)

純平の義姉。 純平が好きだった人。
義兄(晴斗)が好きすぎて
兄の事で辛い事があると
つい純平に甘え頼ってしまう。
スタイルが良く
非の打ちどころがないくらいの美人。

●佐竹くん

中学時代の諒太の友達。
まゆの多競走のの特訓に付き合ってくれた。
まゆが好きで、転校する前に告白。

●多々良剛(たたら つよし)

親は政治家。
進学校に通う1年。
昔、純平と悪い事をしていた。
表向きはいい子だが
裏では悪い事を沢山している。
家庭環境が複雑で、心が病んでいる。

奈津が好きで
昔から奈津に頭があがらない。
奈津の為なら何でも出来る。

●本城奈津(ほんじょうなつ)

勉強も出来ず、取り柄がなく
その上、双子の妹の出来が良すぎ家族で浮いている。

お嬢様学校に進学したものの、退学。
現在は、親に見放され
家を出てフラフラしている。
親は医者。
剛と付き合っている。
純平が好きで
過去に純平と強引に付き合っていた。

●本城瑠香(ほんじょう るか)

奈津の双子の妹。
優等生で頭が良く、性格も良い。
人当たりが柔らかく、誰からも好かれる性格。
身なりも言葉遣いもとても丁寧で
奈津とは対照的。

●高橋優奈(たかはし ゆうな)

中学時代から雄大が好きで
雄大を追いかけて進学校に頑張って入学した。
クールできつめな顔だが、笑顔は優しく
性格もすごふる良い。
三枚目キャラ。

●青葉ミオ(あおば みお)

まゆの親友。
とても優しくて姉御肌。
クラスメイトのサッカー部の山本くんといい仲?

●山本圭介(やまもと けいすけ)

サッカー部。諒太の友達。
ミオの事が好き。


とりあえず、主要?人物を書いてみました。
急いで書いたので、誤字、脱字や訂正する箇所がありましたら
ご指摘頂けると助かります!

今までのあらすじは、後日に。。。

咲希🍀





結局、雄大の言葉もあり
何となく出歩く事に抵抗を感じ…

家の前で、少しだけ立ち話をする事になった。

電話口で泣いてた事を
もっと追及されるかと思ったけれど
彼は何も聞いて来なかった。

けれども

さっきの雄大の様子がおかしかったと
何かを感じたようで
複雑な顔をしていた。

「さっきさ…

雄大さんが、もうフォロー出来ないぞって
言ってたけど…
何か…あったのか?」

「えっ?」

こういう所は、本当に鋭い。

「俺の知らない所で
雄大さんとまゆだけが知ってる秘密とか
そう言うの嫌だからな。

何かあれば、まず俺に言えよ。」

突き刺さるような視線。

真っ直ぐに見つめられ

後ろめたさから
目を逸らしたいのに…
身動きがとれなくなる。

と、同時に

“何かあったのか?“

その言葉に反応してしまい
今日の出来事が
突然フラッシュバックし
気分が悪くなった。

フラリとする身体を
何とかもたせようと試みるも

色んな思いが溢れ出て
意識を失いそうになる。

そのまま彼の胸の中に
倒れるように飛び込んだ。

「……まゆ?」

「……お願い。
今は、純平の事だけ考えていたい…」

誤魔化すようになってしまったけれど
本当に心の底からそう思った。

今はただ…

彼の温もりで
心の乱れを治したい。

辛い気持ちを…

救って欲しい…

訴えるような瞳で
彼を見つめた。

彼は、そんな私に応えるかのように
ぎゅっと抱きしめてくれた。

静かに目を閉じ
彼の背中に手をまわす。

次第に心が落ち着いていくのが
わかった。

と、同時に
今日の出来事を純平に言えない事を
苦しく、後ろめたく思った。

元々、秘密を作る事も
嘘をつく事も
苦手なのだ。

《肝心な時に頼れない人を
彼氏って呼べるのか?》

雄大の言う通りだ…

私の彼氏は…

一番頼りたいのは、純平。

だから…ちゃんと話したい。

でも……

誕生日のプレゼントを買う為に
バイトをしたと彼が知ったら?

奈津さんが
しむけた事だと知ったら?

きっと彼は
心を痛めるだろう。

全ては…

私が剛くんに
毅然とした態度を
とれなかったのがいけなかったのだ。

そんな思いが邪魔をして

話したいのに

どうしても言えなかった。




「こんなに夜遅く出掛けたら
危ないだろ…って説教してたんだよ。

……ゴメン

泣かせるつもりじゃなかった。」

彼はそう言うと
申し訳なさそうに頭を下げた。


違う…

雄大は悪くない。

私が勝手に泣いただけで、、、


手を伸ばし
そう言いたかったけれど

どう言い訳をしても
この状況の中
彼の立場を
悪くしてしまうような気がして



何も言えなかった。

「純平、あまりまゆを
遅くに連れまわすなよ。

何かあったらどうする?」

雄大が真剣な顔をして
純平に詰め寄る。

すると

「何かあったら
全て責任とりますよ。」

「全て…ねぇ…」

純平の迷いのない言葉に
ふぅ…と溜め息をついた。

そして、チラリと私を見つめ
少し諦めたような、困った顔をした。

「まゆ、あまり遅くならないようにな。
俺だって、いつまでもフォロー出来ないぞ。」

「……うん、わかってる。」

ポンと私の頭を叩くと
雄大は、純平に目配せをし
そのまま家に戻っていった。

チラリと純平の顔を見ると
口に手を当てて
何かを考えているような顔。

「純平?」

声をかけても
何も返事がない。

「純平!!!」

再度、呼ぶと
ハッとした顔。

「……ゴメン。」

珍しく、純平が素直に謝るから
びっくりする。

「……どうしたの?」

彼の顔を覗き込む。

すると

「いや…雄大さんの言う事も
もっともだな…って。」

「え?」

「俺、お前に会いたくて
思わず来ちまったけど、、

よくよく考えたら
女子高生を深夜に呼び出すとか
非常識だよな。」

「何を…今更!

散々深夜に呼び出してんじゃん!
酔っ払って電話してきた事もあるし。」

「はは…だな。」

「そうだよー!」

2人でふふ…っと笑う。

そして

視線がぶつかった瞬間…




どちらからとなく
自然にキスをした。


深夜の…

しかも

自宅前なんて…


けれども


そんな事を心配する余裕もない程
私は、純平の温もりを欲していた。


彼の唇で

全てを浄化して欲しかった。


「まゆ…」


彼の声が
耳元で響く。


それだけで
全身がビビッと
雷に打たれたかのように


彼への思いが溢れ…巡っていく。


剛の事や雄大の事が心配なのに……


さっきまで、それで悩んでいたのに…


彼と触れあっているだけで
今のこの幸せを優先してしまう自分。


いけない……と、思いつつも


もう目の前の彼しか見えない程
私は、彼に溺れていた。






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